第17回研究会 当番世話人挨拶

この度、第17回日本心臓植込みデバイスフォローアップ研究会(17th JSCIEDs)が2017年6月10日(土)、11日(日)に静岡市の「もくせい会館」で開催されることとなりました。今回、研究会の当番世話人務めさせて頂きます、静岡県立総合病院の関本と申します。

私は長らく京都の医仁会武田総合病院に勤務しながら、当研究会の世話人および事務局をさせて頂いたことがありますが、今回、私の勤務地であり出身地でもある静岡県において研究会が開催されることは大変うれしく、また、その当番世話人を仰せつかったことは大変光栄なことだと感謝いたしております。

当研究会は、2000年に近畿ペースメーカーフォローアップ研究会という名で発足し、2003年にペースメーカーフォローアップ研究会(PMF)、そして2015年には日本心臓植込みデバイスフォローアップ研究会(JSCIEDs)と名称を変え、年1回の研究会開催をベースに、今日まで植込みデバイスに関する学術的な活動を行って参りました。

不整脈関連の心臓植込みデバイスの進歩は著しく、医療専門職(メディカルプロフェッショナル)としてその機能を余すことなく利用し、医師と連携しながら患者のフォローをしていくことが我々技士の使命であると考えております。

今回の研究会では、ワークショップとして「設定変更考察」「デバイス業務の身近に潜む落とし穴」「ICD の治療設定について」、ランチョンセミナーとして「ショックデバイスと自動車運転」「デバイスの診断機能を活用したAT・AFのマネジメント」、教育セッションとして「心内心電図の見方」「レート応答センサー」などを企画しています。また、2日目のJSCIEDs教育セミナーではICDを取り上げ、頻拍の検出と鑑別にフォーカスを当てた講義を行う予定です。

一般演題におきましては前回より優秀演題賞をテーマ別に設けており、受賞を狙って奮ってご応募頂ければと思っています。

臨床に役立つ知識と技術を出来るだけ沢山お持ち帰り頂けるよう、世話人一同全力で準備を進めて参りますので、皆さまお誘いあわせの上、多数のご参加と活発なご討論をお願申し上げます。

最後になりましたが、研究会開催に向けてご協力を頂いております静岡県臨床工学技士会をはじめ、県内外各施設の関係者の皆様に厚く御礼を申し上げます。

関本 崇 (静岡県立総合病院 検査部 検査技術・臨床工学室)