当番世話人挨拶

「当会は、ペースメーカーなどの植込みデバイスのフォローに携わる技士(師)同士が、日常業務の中で感じている疑問や考え方を持ち寄り意見交換することで、疑問を解消し考え方や業務内容の妥当性を確認し合うことを目的に発足した会です。

現在、植込みデバイスは多様化しMRI対応、pacemaker、ICD、CRTD、ILRなどが多くの病院で臨床使用されています。これに伴い、適応される患者の背景も多様となり、植込みデバイス知識に合わせ、遠隔などフォローのあり方、作動の解釈、MRI撮像条件など、デバイスに関わる技士(師)にはより多くの知識と経験が求められていることと思います。

日本心臓植え込みデバイスフォローアップ研究会では、これらの現状を踏まえ「Up to Date」な研究会として、今後とも知識、技術の共有の場を関係者のみなさまに提供して行こうと考えています。

当研究会は2001年京都での第1回開催に始まり、回を追うごとに参加者も増え、全国規模で情報共有と議論が出来る場となりました。昨年は原点回帰の『京都』の地で開催され、第16回は本州から九州『福岡』へ初上陸となります。九州は、全国的にもデバイス業務への取り組みが”今から”な地域です。参加される皆さまには、「Up to Date」な意見交換をして頂きたく思っています。」

第16回日本心臓植込みデバイスフォローアップ研究会 当番世話人

伊藤 朋晃 (小倉記念病院 検査技師部工学課)