遠隔モニタリングシステムに秘められたチカラ
【セッション紹介】
遠隔モニタリングシステム(RMS)はCIEDsフォローアップの標準的ツールとして広く普及してきている。バッテリーやリード線に関する異常や無症候性の不整脈イベント、更には生体情報を活用した心不全や病態変化に対する早期発見と介入は、RMSの有用性を示している。他方、RMSを用いたフォローを行っていると、これら本来目的としている事象以外への気づきや早期発見につながることを経験することがある。本セッションでは、RMSによって覚知し得た副次的な臨床例を取り上げ、データ判読のポイントや将来的なRMSの可能性について議論を行う。
座長:井野 裕也(京都桂病院)
この遠隔モニタリングを日々活用して管理を行っておられる4施設の方々に集まってもらえることになりました。このセッションに参加してくださる皆様にとって何かしらの新しいものが発見できるのではと期待しております。活発なセッションとなるよう皆様どうぞご協力をお願いいたします。
座長:高垣 勝(滋賀県立総合病院)
いつもと違う遠隔モニタリングのデータへの気づきから思わぬことが覚知されることがあります。そんなケースを通して遠隔データチェックのおもしろさを皆さんとシェアできたらと思っています。
演者:脇田 亜由美(一宮市立市民病院)
定期送信にデバイス異常や不整脈イベントの早期発見。それが遠隔モニタリングの全てでしょうか?実はもっとわかる・・・?!かもしれない。みんなで遠隔データを丸裸にしましょう!
演者:野口 壮一(亀田総合病院)
亀田総合病院は循環器認定看護師・CE・不整脈医を中心にTEAMS(アプリケーション)を使って遠隔モニタリングの情報共有を行い、大小様々なトラブルに対応しています。今回はチーム内で共有された臨床的イベント・デバイストラブルイベントの一部を紹介します。会場の皆様も含め自分ならどう対応していくかなどディスカッションできたらと思います。
演者:井口 浩貴(岡山大学病院)
岡山大学病院 臨床工学技士の井口と申します。当院では年間2500例の遠隔モニタリングを行なっており、その中で感じた遠隔モニタリングシステムの秘められたチカラについて発表させて頂きます。どうぞよろしくお願い致します。
演者:松本 佳子(奈良県立医科大学附属病院)
遠隔モニタリングシステムの有効性の奥深さを常日頃感じています。本パネルディスカッションを通して、皆様と有意義な意見交換ができればと考えております。よろしくお願いいたします。