シンポジウム2「遠隔モニタリングでとことん心不全管理」

CIEDs管理において遠隔モニタリングは不可欠と言っても過言ではありません。デバイスやリードの不具合、不整脈イベントの早期発見にはすでに多くの施設が取り組んでいることでしょう。しかし、「心不全管理までは十分にできていない・・・」という施設はまだ多いのではないでしょうか。近年、心不全スコアも登場し遠隔モニタリングにおける心不全管理はさらに注目されています。このセッションでは、遠隔モニタリングデータからどのように心不全を読み解き、そして介入するのか。3名の演者の方にご講演いただき、ここで得られた知識が今後の遠隔モニタリングにおける心不全管理の一助になるのではと考えています。


座長:一宮市立市民病院 臨床工学室 脇田亜由美
座長:岡山大学病院 臨床工学部 CE部門 竹中祐樹

演者:東海大学医学部付属病院  臨床工学技術科 髙橋明里

当院で遠隔モニタリングを本格導入してから5年以上が経過いたしましたが、まだまだフォローしきれていない項目が多くあると実感しています。今回初めての参加となりますが、皆さまとの情報共有や交流を楽しみにしております!


演者:心臓病センター榊原病院 臨床工学科 有道真久

心不全スコアは誰もが活用できる便利なツールになりうると考えます。しかしながら、アラートが届いた際にいつ誰がどのタイミングで介入するかは議論があるところかと思います。本セッションで実際の症例提示を交え、皆さまとディスカッションできればと思います。


演者:岐阜県総合医療センター  臨床工学部 仲井莉加

当院では、多職種で構成したチームで遠隔モニタリングを用いた心不全管理をおこなっています。定期データの変化時や、アラート発生時の患者介入、各職種の役割についてご紹介させていただきます。よろしくお願いいたします。