第20回研究会当番世話人挨拶

第20回日本心臓植込みデバイスフォローアップ研究会の当番世話人を担当させいただきます、滋賀県立総合病院の髙垣です。

オリンピックイヤーでもある今回は、第20回の記念大会ということで、当研究会発祥の地である京都で開催する運びとなりました。開催日は2020年7月18日(土)、19日(日)で、会場は京都リサーチパークとなっております。

思い起こせば、当会は京都、滋賀、大阪、兵庫の世話人の方々にご賛同いただき、会の前身である「近畿ペースメーカーフォローアップ研究会」として、2001年4月に京都で第1回の研究会を開催したのが始まりであります。当時の世話人は私を含め5名で、一般演題やセミナーなどでは、世話人が入れ替わり立ち替わり座長と演者を担当するような状況でした。

その後、第3回からは近畿以外の方にも世話人としてご協力いただけるようになり、同時に近畿以外の参加者も増えてきました。一方で、2006年にはICDが保険償還となり、以降は皆様も周知のように様々な心臓関連の植込みデバイスが開発され使用されるようになりました。このような経緯から、2015年には会の名称を「日本心臓植込みデバイスフォローアップ研究会(JSCIEDs)」と改め、現状に合わせ心臓関連のすべての植込みデバイスを対象に、また参加対象者の裾野もより広げて活動して参りました。

今回は20回の節目ということもあり、斬新なセッションを企画・検討中です。また、2日目の教育セミナーもトラブルシュートをテーマにした構成を考えています。

なお、7月の京都は祇園祭の最中であり、その中でも最も盛り上がる前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)の宵山行事の谷間が研究会の日となっております。観光を兼ねての参加には絶好のタイミングとなっていますので、是非とも多くの方々に参加いただき、JSCIEDsと京都を楽しんでもらえればと思っています。

最後になりましたが、これまで研究会を支えて下さった世話人の方々、技士会関係者、ならびにデバイス関連企業の皆様に感謝申し上げます。

第20回心臓植込みデバイスフォローアップ研究会 当番世話人
滋賀県立総合病院 臨床工学部 高垣 勝