26回研究会 企画セッションのご紹介


企画①
【テーマ】Aveir vs Micra、甲乙つけつけがたい2つの選択肢

【主旨】リードレスペースメーカー【LLPM】は、今や「単なる選択肢」から「病態に合わせた使い分け」の時代へと進化しました。本セッションでは、確固たる実績を持つMicra™と、待望のデュアルチャンバーを実現したAveir™について、その優位性をディベート形式で徹底検証します。
 最大の争点は房室ブロックへの対応です。加速度センサーによるVDD駆動の限界を設定の妙でカバーしてきたMicraに対し、Aveirは2点間通信による「真の房室同期」で挑みます。しかし、2デバイス植込みの侵襲や電池寿命の妥協点はどこにあるのか? 現場が抱く本質的な問いに切り込みます。
 さらに、将来の抜去性を見据えた設計や、遠隔・対面フォローアップ体制の課題など、カタログスペックを超えた「実臨床のリアル」を激論。安定のMicraか、ポテンシャルのAveirか。エキスパートたちの本音から、明日からのLLPM治療の指針を導き出します。

【座長】一宮市立市民病院 臨床工学室 脇田亜由美
    蘇生会総合病院 臨床工学科 辻本紘史

【導入】LLPMとは
    奈良県立医科大学附属病院 医療技術センター 三浦 晃裕

【演者】Micra担当:仙台厚生病院 臨床工学室 降矢憲一
    Aveir 担当:君津中央病院 臨床工学科 芳森亜希子


企画②
【テーマ】CIEDs管理における人材育成~~若手からベテランまでそれぞれの目線を紐解いてみよう!~~

【主旨】CIEDs管理において対面Check・遠隔ともに各種データを判断し、設定変更に繋げられるかが大事になってくると思います。ただ、対応力に差異があるのも現実であるので、それらを埋める為に人材育成(考え方や教育方法など)についてそれぞれの目線でディスカッションを行い、知識の裾野を広げましょう。

【座長】淡海医療センター 臨床工学部 寺村聡
    京都桂病院 臨床工学科 井野裕也

【演者】東北医科薬科大学病院 臨床工学部 持立智生
    聖隷浜松病院 臨床工学室 富田聡子
    近畿大学奈良病院 臨床工学部 植田隆介


企画③
【テーマ】設定変更考察セッション ~悩んだ数だけスキルになる

【主旨】近年、CIEDs(Cardiac Implantable Electronic Devices)の進化に伴い、デバイスが取得・蓄積する情報は多様化・高度化の一途をたどっています。
それに応じて解析手法も飛躍的に進歩しており、これらの情報を正確に読み解き、適切な設定へ反映させることは、患者の安全性確保および治療効果の最大化において不可欠となっています。
一方、臨床現場においては、設定変更の判断に迷う場面も少なくなく、「なぜその設定に至ったのか」「どのような考え方を根拠としたのか」といった判断プロセスを共有する機会が十分とは言えないのが現状です。
過去の本会アンケートにおいても、設定変更に関するテーマは常に高い関心を集めており、本分野が現場ニーズを強く反映した課題であることが示されています。
そこで本会では、「設定変更考察セッション ~悩んだ数だけスキルになる~」 を企画いたしました。
本セッションでは、実際の症例をもとに、設定変更に至った背景や意図を多角的に検討し、
トラブルシューティングから最適化に至るまでの思考過程を共有します。
本企画を通じて、参加者の皆様が「設定を操作する」から「設定を考える」へと視点を深め、明日からの臨床に直結する実践的な知見を持ち帰っていただくことを目的としています。

【座長】仙台市医療センター仙台オープン病院 臨床工学室 跡部明希
    静岡県立総合病院 臨床工学室 関本崇

【演者】症例1:愛媛大学医学部附属病院 ME機器センター 橋本 美和
    症例2:静岡市立静岡病院 臨床工学科 日向 勇人

【コメンテーター】宮崎市郡医師会病院 臨床工学科 岡留舞
         東海大学医学部付属病院 臨床工学技術科 高橋明里
         岸和田徳洲会病院 臨床工学室 原光佑一
         平鹿総合病院 臨床工学科 進藤勇人


企画④
【テーマ】CIEDS外来は対面チェック or RMS?~効率的かつ精度を高めるCIEDS外来のコツ~

【主旨】高齢化の進行に伴い、CIEDs患者数は増加しており、患者管理に伴う医療現場の負担増大が大きな課題となっています。
RMSの普及により、外来受診間隔の延長など一定の負担軽減は可能となったものの、ステートメントでは年1回の対面診療が推奨されており、現状では劇的な改善には至っていません。加えて、CIEDs外来では患者数の増加に対応しつつ、心不全管理などを含めた、より質の高い診療が求められています。
本企画では、各施設におけるCIEDs外来の運用方法(RMSの活用法、設定変更の基準など)についてご講演いただき、外来効率化のポイントや有用なツールを共有します。
また、演者にはCIEDs外来における対面チェックとRMS活用について、それぞれの利点・課題(pro/con)の立場から、受診間隔、プログラマチェックの必要性、教育的側面などを踏まえた意見を提示いただき、総合的なディスカッションを行いたいと考えています。

【座長】星総合病院 臨床工学科 添田信
    岩手医科大学附属病院 臨床工学部 八重樫雄一郎

【演者】済生会横浜市東部病院 臨床工学部/東京工科大学 医療保健学部 笹岡俊介
    島根大学医学部附属病院 医療機器診療支援センター 崎山貴也
    済生会熊本病院 不整脈先端部門 兼 臨床工学部 堺美郎
    倉敷中央病院 臨床工学部 臼井幹