第23回日本心臓植込みデバイスフォローアップ研究会 当番世話人挨拶
第23回日本心臓植込みデバイスフォローアップ研究会の当番世話人をさせて頂くことになりました、岡山大学病院の竹中祐樹と申します。
皆様方におかれましては、日常のデバイス診療業務に加え、ここ数年におけるCOVID-19パンデミックへの対応という使命を果たすべくご尽力されておられますことに、心より敬意を表します。
この度、令和5年6月3日と4日の2日間にわたり、第23回日本心臓植込みデバイスフォローアップ研究会を岡山にて開催する運びとなりました。
昨年10月の医療法改正に伴う臨床工学技士法の一部改正により、デバイス診療業務における臨床工学技士への期待は今後、更に高まるものと思われます。また、医師の働き方改革に関するタスクシフト/タスクシェアへの貢献も求められており、当研究会においても将来のデバイス診療業務を見据えたうえで有益となる知識・情報と技術を皆様にご提供できればと考えております。
今回の研究会では、パネルディスカッション「この際だからエビデンスと向き合ってみないか ~グローバルな説得力獲得へ 房室伝導優先機能 編~」、シンポジウム「Micraの適応と管理を知る!」、ワークショップ「比べてみよう各社のモニタ機能」、パネルディスカッション「遠隔モニタリングシステムに秘められたチカラ」という4セッションを企画しており、基礎から実臨床で役立つ内容や最新デバイス/システムの管理・運用方法を学ぶことができる絶好の機会となっております。また、医師特別講演では国立循環器病研究センターの草野研吾先生にご登壇頂く予定です。前回から再開いたしました一般演題も企画しておりますので、皆様の臨床ならびに研究の成果をご発表頂ければ幸いです。
今回の開催は原則的に現地開催を予定しており、白熱したディスカッションなどface to faceの醍醐味を存分に味わって頂きたいと考えておりますが、開催会場の人数制限によりWEB配信をご聴講頂く可能性がございますことを予めご了承下さい。
本研究会が盛況に終わりますよう、皆さまの多数のご参加と活発なご討論をよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、本研究会の開催に際し、各都道府県臨床工学技士会をはじめデバイス関連企業など多くの皆様方にご支援ご協力を賜りましたことに心から感謝申し上げ、本研究会に関わる全ての方々の発展を切に願いまして開催のご挨拶とさせて頂きます。
2022年12月吉日
岡山大学病院 臨床工学センター 竹中祐樹